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花屋の二階で(1)
2006-12-26 Tue 23:43
二宮悦巳 著 / 原作 菅野彰
徳間書店キャラコミックス 2006年12月発売
Chara 2006年2~10月号掲載

原作はキャラ文庫2000年3月発行『花屋の二階で 毎日晴天!5』で、小説は1998年9発行の『毎日晴天!』から現在も続いている(んですよね?)シリーズです。このコミックスのシリーズも、小説でイラストを担当されている二宮悦巳さんが描かれて、2000年10月発行の『毎日晴天!』から続いています。

ついこの間「今年はもうBL漫画読み納め」と書いたばかりなのに、また読んでしまいました。毎度チェックが甘くてこんな年末にこのシリーズ新刊出るとは知りませんでしたが、好きなシリーズなので書店で見つけたら買って読まずにはいられませんでした。
そもそも原作の小説シリーズが大好きでずっと読んでいたんですが、漫画の方はストーリーもわかってるので読まなくていいかな、と思っていたんです、最初は。それが試しに1冊読んだら、原作を読み直しているようで面白く、止まらなくなりました(笑) 
大学院生の帯刀明信は5人兄弟のちょうど真ん中。上には、南米で行方知れずになっているルポライターの長女志麻と出版編集者の長男大河が、下には、駆出しプロボクサーの三男丈と高校生の四男真弓がいた。小学生の頃両親を失った明信は、気性の激しい姉や兄に迷惑を掛けないよう気を使いながら、幼い弟達の面倒も見て、我儘を言わず泣きも怒りもせず、真面目に健気に家族の中での自分の役割を果たして来た。

前年の夏、そんな明信たちの暮らしに変化をもたらす新しい同居人が、帯刀家にやって来ていた。姉志麻の夫だという阿蘇芳秀とその養子で真弓と同年の勇太。秀は大河が担当するSF作家であり、高校時代の同級生でもあった。そして実は姉とは結婚などしておらず、ほんとうは大河の恋人だったのだ。おまけに、女の子がダメな養子の勇太と真弓も恋人同士に・・・。

自分だけはそっちの道に走るまいと思っていた明信だが、ある朝目覚めると全裸で男と同じ布団に寝ていた。男は幼馴染で姉の友人でもある花屋の龍だった。いったい二人の間に何があったのか。前夜したたかに酔って記憶の無い明信は、事実を確認するのが怖くて何も訊かずに花屋を出た。家に戻ってから熱を出して寝込んだ明信を、心配した龍が見舞に来るのだが、そこで真実を告げられた明信は・・・。
『毎日晴天!』シリーズ、基本は大河と秀のお話なんですが、奥ゆかしく淡々と二人の時間が流れ、一方で締切りの修羅場を繰返す日々の中で、何時の間にか勇太と真弓のお子様カップルに色んな意味で先を越されてます。「その上何と明ちゃんにまで!」と原作でも驚かされたのがこのお話でした。勇太と真弓は、喧嘩しながらも相手を知っていく過程などに教えられる所もあり、けっこう好きなカップルなんですが、龍兄と明ちゃんは、ちょっと微妙です。

前作『いそがないで』では、留学問題で大河と大喧嘩した明信でしたが、大河と仲直りした後も家族の中での自分に居場所に違和感を持っています。このシリーズは、両親を亡くして子ども達だけで頑張ってきた帯刀家の人々が、秀と勇太という他者を迎える事で、家族としての役割に縛られると同時に依存していた自己を開放していく物語です。秀と勇太にとっても同じ事が言えます。で、次は明ちゃんだった訳ですが、兄弟には見せた事のない涙を見られ、窮状を救ってくれた龍に、明信が特別な感情を抱く気持ちはわかります。でもそれ、プラトニックでも良かったのになぁ、という気もちょっとしました。ただ、兄弟が知らない明信の本心とか、他人に見せない龍の心の傷とか、それぞれを少しでも理解してくれる他者がいて良かったなぁ、とは思います。

龍と明信は、今の所ラブラブな恋愛関係になるのかどうか先がまだ見えませんが、何かひと捻りあるんじゃないかしら、と今後の展開に期待したい二人でもあります。
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