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『コンプレックス』文庫化!
2006-09-25 Mon 00:18
再版される可能性もなさそうで、今となっては幻の名作かと残念に思っていた、
まんだ林檎さんのBL漫画『コンプレックス』が、文庫になって発売されています!
朝日ソノラマのソノラマコミック文庫です。
1巻がつい最近発行され、2巻が10月、3巻が11月に発行される予定のようです。書店で見つけた時は嬉しかったです。(旧版あるので買いませんでしたが)

初出は月刊マガジンビーボーイ。
1995年7月号から2002年2月号の間に同誌に掲載され、描下ろしも含めて、
ビブロス ビーボーイコミックスから下記の通り刊行されました。
(1)UNDER18 1996年12月発行
(2)OVER 18 1998年 6月発行
(3)OVER 26 2000年 8月発行
(4)FOREVER 2002年 5月発行

「酒井徹の今週の裏主張」というサイトの、「67.ボーイズラブ漫画が好き!」で紹介されているのを読んで知った作品です。その時には既に書店で見つける事もネットで注文する事も不可で、古書店に頼るしかありませんでした。近隣では見つからず、都内に出かけた時まんだらけで探したんですが、4巻揃って棚に並んでいるのを発見した時には「ラッキー!」と叫んじゃいましたよ。(もちろん心の中で)
「朝日ソノラマさんの1巻紹介文」から
達也と淳一は幼なじみで大親友!! しかしお互いを意識しはじめた二人の関係はいつしか恋人へと変化してゆき…!? 少年期、青年期と人生を懸けた愛をつづるボーイズラブヒストリー!! まんだ林檎代表作完全版になって登場!!
ビーボーイ版4巻を文庫3巻に収めるようなので、「OVER 18」の大学生編「コンプレックス22」くらいまでが朝日ソノラマ版1巻に入ってるのではないかと思います。

その後は2巻以降になると思いますが、社会人となっても恋人同士の関係を続ける二人に、思わぬ転機が訪れます。それぞれの人生を生きて、やがて家族となり終生の伴侶であろうとする二人。幼馴染から恋人へ、いかにもBLらしいシチュエーションの中で、泣かせる純愛を描いて、心に残る作品です。「FOREVER」の描下ろしでは、なんと80代までが描かれています。文庫版で復活して、本当に良かったです。

現在の80代というと、大正生まれで戦中派なわけですが、この物語にはそういう時代背景は全くありません。小学5年生の時から70年以上の歳月が、常に現代を舞台に描かれているように思えます。いや、主人公は1970年代頃の生まれで、30代以降は近未来を描いているのかもしれません。その方が妥当な線のような気がしてきました。多分作者と同年代を想定しているのでしょう。

男同士で添い遂げるお話というと、漫画では『ニューヨーク・ニューヨーク』、最近の小説では『箱の中』『檻の外』が話題になりました。どちらも出会ったのは大人になってからですので、現在で60歳位という設定だとすると、物語の舞台は戦後20年近くが過ぎてからという事になります。アメリカではベトナム戦争の影響の方が大きかったかもしれませんが、ギリギリ大丈夫かなというところです。時代背景や物語の有様は別にしても、『コンプレックス』が描いた70年という時間の流れは、前2作品を上回っています。

その前2作品が、それぞれBLという枠を超えるものであるといっても過言ではないのに比べると、『コンプレックス』はとてもBLらしい展開の中で、あそこまでの時間の経過を描き切っている所が凄いなぁ、と思う作品です。
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