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11月30日、都議会傍聴&懇談会
2010-12-05 Sun 17:19
11月30日午後1時からの都議会本会議を傍聴してきました。
12時から傍聴券配布で、開催20分前には東京都交響楽団による弦楽四重奏の演奏がありました。こんなのあるんだ、とちょっとビックリ。都が作った財団法人なので、文化振興の意味があるのでしょうね。

曲目は、
モーツアルト:ディヴェルティメント 第1番 ニ長調
佐藤直樹:「龍馬伝」オープニングテーマ
ブラームス:ハンガリー舞曲第6番

さて本会議、議員表彰や海外調査団報告など諸々ありましたが、
この日のメインは石原知事の所信表明。
青少年健全育成条例改正について下記のように触れていました。
犯罪に巻き込まれかねないインターネットの上の有害情報から子ども達を大人の責任で守る必要があります。また子ども達の目に決して触れさせてはならない漫画が通常の書籍と並んで店頭に置かれている状況を改善する取り組みにこれ以上の猶予は許されないと思います。これまでの議会などでの議論を踏まえあらたな「青少年健全育成条例」の改正をお願いします。
長い所信表明なかで「一言触れた」くらいの事でした。
東京都他にも問題山積なんです。
不必要な条例改正に時間を割かなくてもよいのでは・・・、と思いました。
石原知事所信表明、全編の映像はこちらから
(青少年条例について触れてるのは20分25秒頃です)
石原さんこんなに滑舌悪かったかなぁ、という感じでした。お疲れなんでしょうか。

11月に出された改正案の内容については、
下記の弁護士山口貴士さんのblogを参考にしてください。
「第7条第2号から見える「東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例」の問題点」
「第156号議案「東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例」の条文の検討」


本会議傍聴の後、3時から委員会室で行われた下記懇談会に参加。

『青少年条例「改正」案に関する議員と都民の懇談会』
主催:「有害」コミック問題を考える会2010

お話をしてくださったのは下記の皆さま。
弁護士:田中隆さん
日本雑誌協会:西谷隆行さん、高沼英樹さん
前衆議院議員:保坂展人さん
都議会議員:吉田信夫さん、西崎光子さん、福士敬子さん

田中さん
「青少年条例・12月改正案をめぐって」
(PDFをアップしてくださった方いたのでリンクさせていただきました。)
という自作資料を配布、それに沿って問題点を話してくださいました。

西谷さん
現行条例も良いとは思わないが、
今回の改正案で都がしようとする規制は、現行条例で可能ではないか。
東京都では他府県にはない「個別指定制度」も導入している。(参考:個別指定
出版社だけでなく、取次ぎや書店の方々と議論する場がある事が重要。

高沼さん
8月4日・30日に
「青少年健全育成のための図書類の販売等のあり方に関する関係者意見交換会」

が行われた。条例改正案は、規定が曖昧である。出版界としては作品に細かい規制をすることは自らの首をしめることになると思う。
11月29日の漫画家さんの記者会見で、新聞社の方から
「売り場の規制は表現規制にならないのでは?」
という質問があったが、売り場の規制は表現規制のうちで最もやりやすい方法である。
BPOに対してもっと強い規制をかけるという圧力がある。
(BPOってこちらのことですよね)

保坂さん
今回の改正案は、一部を規制したいが為に、大きな風呂敷をかけてしまおうという様な考え方。1999年に「児童ポルノ法」を作るとき、漫画アニメも今後の規制対象となるかという話もあったが、人権の尊重という考えでは、実際の被害者がいない問題であることから、取り上げられなかった。にもかかわらず都の条例に、という問題になっている。
青少年が性的な事柄に好奇心を抱かないという社会はあり得ない。それは正しく抱かなければならないだろうが、それがどういうものなのか規定するのは難しい。検閲社会にならないよう、都議の皆さんには頑張ってもらいたい。

吉田さん
条例改正には反対。撤回をのぞみ否決を目指す。
一定のルールを作ることを否定はしないが、最小限であるべき。業界の自主規制を尊重し、青少年の自己決定能力を高めることが必要。
石原都政になってから、治安対策一本槍になっている。知事は、条例改正をこれ以上猶予できないといっているが、学問的知見は見出せず、立法事実を明確に出来ない。

西崎さん
子どもの問題に関わっている弁護士の方などとも話をしている。「子どもを守りたい」という議員の方々は、規制でほんとうに守れると思っているのだろうか。規制に賛成する理由がない。今回の条例改正に反対する。

福士さん
最初から規制には反対。青少年が、性的な作品に触れたからといって、性犯罪に走るのだろうか? 自己判断が出来るようになることが大切。きちんと自分で考えることの出来る教育をしないで、規制ばかりしている。子どもを無菌状態で育てるのは危険。


お話くださった皆様、どうもお疲れ様でした。ありがとうございます。
皆さまのお話の後参加者からの質問もあったのですが、
今回はここまでにしておきます。
(一般の参加者は120名くらいだったそうです。)

議員の皆さんへの規制反対意見のメールやFAXで、非公開のアドレスへの大量メールなど、ご迷惑だったケースもあるようです。
規制反対の活動も節度を持って行わないと、と思いました。
なのに、司会の女性がメールや議員さんへの訪問を奨励していたのには疑問が・・・。

私も春にはメール送ったりしましたが、その後のツイッターなどでの一般反対者の様子に少々違和感があったり、実際に動いて時間を割いて頑張っていらっしゃる作家の皆さんに申し訳なく思ったり、色々とこの問題への自分の立ち位置が解らなくなっていました。

でも私が条例改正の問題を聞いて最初に感じた、上からいきなり規制される気持ち悪さ、それを忘れてはいけないんだと思いました。そして実際に親として感じた、性教育バッシング傾向や、子どもの権利に眉をひそめる様な姿勢の大人がいることへの疑問。今回参加くださった都議の皆さんのお話にもありましたが、行政も規制ではなく、自己決定や判断力を身につける教育に力を入れ、子どもの権利を重視した立場で子どもを守る事を考えてほしいのです。

出版関係でも表現者でもない私にとっては、表現規制の問題点は、そこのところだったんです。今回都庁に行って、何も出来ないから諦めよう、とは思わないようにしよう、と改めて考えました。
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コメント
利害関係者に煽られているあなたに教えてあげます。

1.全国の中で、東京都の条例がいちばんゆるい規制です。他の都道府県ではもっと厳しい規制がとっくに運用されています。何か問題とかありました?


2.表現の自由の侵害と言われる方も多いのですが、万が一にもこの条例が表現の自由を侵害する運用がなされることはありません。なぜなら憲法で保障されているので、憲法より下位である条例が優先されることは無いからです。

3.今回の条例改正により、日本が誇るコンテンツ産業を規制することになりません。なぜなら日本が誇る作品には、今回規制の対象になるような、海外では単純所持でも逮捕されるような可能性のある作品はふくまれていないからです。

4.今回の騒動は、エロ漫画などで利益を上げている大手出版社の関連会社始め、闇出版系など、利害関係の方達が執拗なロビー活動を行っているのです。
著名な作家さん、作家業界などは、その利害関係者に極端な情報を与えられ、反対活動をしているだけです。「マス」に媚びることを是とした漫画家が反対活動に参加しているのです。

通常ならすんなり通る条例改正が素人ばかりの民主党が勘違いして反対してしまいました

5.今回民主党の皆さんも、反対運動の中心的会社や関係者を知って、状況を理解されたと聞いています



「セ×クス」をはじめ、「フ×ラチオ」、「手淫」、「ア×ルセ×クス」などの性交に極めて近い性的行為が、子どもを対象にストーリーなどに関係なく読者の性的好奇心を満たす目的のために具体的に表現されていて、かつ反社会的な行為が不当に賛美・誇張されていて、はじめて規制されます。

もしあなたがエロ漫画ファンであっても、18禁コーナーに行けば買えますので心配後無用
2010-12-08 18:29 | URL | tokotoko #- | [内容変更]
tokotoko さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

私のような者の発言に対しご心配をいただき恐縮です。
ご高説心に留め置き、今後の参考とさせていただきます。

ただ私は、現行条令でも十分対応出来る問題に、
更なる規制の文言を入れようとする事に、納得がいかないのです。
2010-12-08 22:08 | URL | ヒトコ #hHr8eLEw | [内容変更]
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