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『非実在青少年』規制を考える-その4-
2010-03-18 Thu 17:52
すみません、この話題まだ続きます。それから、昨日UPしたその3は、何だかリンク切れのところがたくさんありましたので、修正しました。申し訳ありません。

さて、
東京都青少年健全育成条例の改正案は、本日18日から都議会総務委員会での審議となりましたが、18日が質疑で委員会の審議決定は19日です。さらに30日の都議会本会議に「委員会審査報告」として議案が上がることになるようです。各新聞社の報道によると、継続審議になる可能性が高いそうですが、廃案ではなくあくまで継続審議ですので、継続審議と決まっても、次回定例本会議がある6月まで採決が先送りされたに過ぎません。

これに先立ち、東京都青少年・治安対策本部は都HP「青少年施策」の頁に、3月17日付けで「東京都青少年健全育成条例の改正について」という、今回の改正についての見解を発表しています。

などと分かった様な事を書いておりますが、15日の集会に参加するまで、都議会の日程など全く関心がありませんでした。恥ずかしながら、今回初めて東京都のHPで委員会・本会議の日程や議事録を見ました。まして、議員さんにハガキやメールを送るなんて考えてもみなかったです…。

そもそも今回の「非実在青少年」問題にしても、twitteのタイムラインにその言葉を見かけなかったら、知らないままだったかもしれない、と思います。かろうじて問題意識あるネットワーカーの皆さんに救われました。

そして今回議事録など見ながら考えたことがあります。それは、自分がもし答申を作る側だったらどうだったろうか、という事です。私が都青少年問題協議会委員になることはほぼあり得ませんが、委員の中には同じ親として都小・中学校PTA協議会会長をされている方が入っています。私も息子が小中学校の時PTA役員(会長じゃないです)をしました。自校のPTA会長は市小・中学校PTA連絡協議会委員・役員になり、その中からまた都PTA協議会委員・役員を出します。地元市小Pは都小Pには参加してませんでしたが、中学はしてましたので、自分でなくとも一緒にPTA活動してる知合いが都青少年問題協議会委員なっていたかもしれないのです…。

そう思った時、子どもの為、それも子どもの通う学校の保護者の代表として発言を求められたら、自分は冷静に自分らくし本心からの意見を言えるだろうか、とちょっと心配になりました。一部の人の正義が世の中の正義となってしまうのは危険なことである、と里中満智子さんもおっしゃってましたが、子どもの為という正義感で、本筋を見誤らないようにしていきたいと思いました。

それとは別に、今回の改正案について親のひとりとして自省とともに思ったことは、親力(大人力)の低下です。性に関する問題、氾濫する出版物の問題、携帯やネットの問題…。親や大人は自力では手に余る子育て問題に突き当たると、ついつい公権力とか自分より強い力で何とか抑え込めないものか、と思ってしまうんですね。ネット上でも批判されてますが、親の無責任さ、と言われても反論できません…。

思春期を迎えた子どもを持つ保護者の皆さんが、本当に大変なのは良く解ります。家族で会話を持てと言われても、現実問題難しいときもあります。私も息子をどっかの寺に修行に出したい! と切実に思う事がありますもの(^^;) 今回の問題とは少し違いますが、戸塚ヨットスクール事件で、本来親が何とかすべき問題だったのに、あそこに頼ってしまった親の気持ち、解らなくはないです…。

もっとすごく些細なことですが、息子が小学校上がる時の学校説明会で、文具などの持ち物はキャラクター物禁止にしてもらえないか、というような要望を出した保護者がいました。学校側からは、そこまで禁止は出来ないっていう当然の返答があって安心しました。でもその位自分の家で考えて、親がキャラ物嫌なら子どもにそのことちゃんと納得させればいいじゃない、それが無理なら家訓とかで禁止してちょうだい、と言いたかったです(笑) まあそれも気持ちはわかるけど、あまりにも親として情けないです。

親もうちょっと頑張らなくちゃいけないんですよね。記者会見で竹宮恵子さんが、大学の保護者会で「『地球へ』は良い作品だけれど『風と木の詩』は子どもに読ませるのを考える…」と言われたエピソードを話しておられましたが、大学生の子に対してもそう思ってしまうとは、ちょっと考えモノです。竹宮さんは10代の少女たちにも性や諸々の問題を問いかける為にもこの作品を描かれたので、それに触れないことで健全に育つというわけでもないと話されてました。

「風木」は親子で読みましょうよ。そして何を問題視するのか話しあってほしい。中学生以上なら出来る、と私は思います。その為には親が、どんな切り口であっても、子どもと性を語りあう覚悟を持っていかなければ、と思います。私はBL読んで、自分が何故これにハマるのか考えて、初めて性と人権やセクマイ関係の本読んだり、お話を聴きに行ったりして、自分にとって性って何かを少しは考えました。おかげで、子どもと話す覚悟もできたつもりです。そして何より、自分の性の問題を考えたことで自分自身が救われました。もっと若い時にもっと突っ込んでこの問題を考えていたら、余計な逡巡をしなくてもよかったのかもしれない、とも思いました。だからこそ、今の10代の皆さんにも考えてほしいのです。

しかしここ何年か、学校関係でのセクシュアリティ関係の講演とか、保護者向けも含めあまり目にしなくなりました。息子が小学生の頃は、地元や近隣の家庭教育学級で親向けの講座が時々開かれました。何というか、保守的な政治家や役人が行き過ぎた性教育、などといって性教育バッシングにまわったような気がするんですが…。東京もじゃないですか? 子どもの性教育が難しければ、それこそ親への教育の場を作って、家庭での性と人権の教育が出来るように力を入れてほしいです。

なのに近年はバッシング傾向にありましたから、今回の性表現の規制を知った時、とても嫌な気分になりました。子どもにも親にも性や人権ついて学ぶ機会を与えないで、規制だけするってどいうことだろう、未成年に性は無い事にするのか?と大変気持ち悪い感情を持ちましたよ。かつての純潔教育が脳裏を過りました。

でも本当に子どもを守りたいなら、情報をシャットアウトするのではなくて、段階に応じて子どもにも知らせて、子ども自身が自分を守る力を育てるのを、親や大人が手助けしなくてはいけないと思います。18歳まで公が性に対する情報を無い事にして、18歳になった途端いきないり結婚も出来るのだし(女子は16歳だけど)性的に自立しなさい、っていわれても、それはどうなの?と疑問です。

たしかに人権侵害となるような創作物は好ましくありませんが、そういった作品の規制は、作中の架空人物「非実在青少年」の全ての性的表現まで対象としなくても、現行条例で充分対処できます。それに問題作品を自分の判断で拒否出来るようにするのが、最も確実に子どもを守る事になると思います。そういう感性を育てるためにも、青少年の性表現をすべて規制するのではなく、そうした表現に触れて考える機会も必要なのです。

漫画やアニメの表現の自由を規制することで、子どもが接して、性や人権や生き方について考えるきっかけとなるような作品までなくなってしまったら、逆に青少年の健全育成は図れないという事態になると思います。教訓的な話じゃなくて、漫画やアニメといった身近な作品からこそ、子どもは清濁併せ持つ人間という存在について、感じ考える機会を得るんじゃないかと思います。

長くなりましたが、そういうことで、ひとりの親としても今回の改正案は反対です。
都議へのメールなどは、長いと読まれないと思い、要点のみを数行にまとめました。
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コメント
代弁してもらえた感じです。ありがとう。守る方法は規制じゃなく、教育だと私も思います。何もわからないまま、年齢がきたら、知らない世界に放り出される側の立場はどうなの?って、その方がずっと心配ですよね。
2010-03-18 19:31 | URL | ゆきしか #- | [内容変更]
ゆきしかさん、コメントありがとうございます!
代弁だなんて、私の鬱憤晴らしみたいなものになっておりまして、申しわけないです。
でも本当に、守る方法は規制より、正しい知識を教える方が確実だと思います。
それなのに規制で済ませようというのが疑問ですよね。
2010-03-18 23:24 | URL | ヒトコ #- | [内容変更]
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