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ANIMAL X
2006-02-17 Fri 22:09
杉本亜未 著  
徳間書店キャラコミックス(2004年8月最終巻発売)

『ANIMAL X 荒神の一族』全4巻
『ANIMAL X 大地の掟』 全2巻
『ANIMAL X 原始再来』 全10巻

角川書店『ASUKAミステリーDX』で1991年に連載が始まり、その後、2004年6月号まで徳間書店『Chara』にて連載。

近未来、人間と恐竜の特性を持った少数民族「血族」と、彼らを研究することで人間に益をもたらそうする組織との対立を、渦中に生きる二人の青年を通して描くSF仕立ての物語です。主人公鮎川祐司は、医大を卒業した後、製薬会社に就職し研究員となります。気が弱くて、同じ研究員で婚約者でもある杏子からも、「しっかりしてよ!」と言われ続け、男らしくないと自己嫌悪を感じながらも、平凡な生活を送っていました。そんなある日、寮の自室に押し入って来た少年に拉致され、彼の故郷に連れて行かれてしまいます。彼、浅羽湊は「血族」でした。女の生まれ難い種族である彼らは、一夫一婦の結婚形態を持たず、生殖可能な男たちは自分たちの子を産んでくれる「雌」を複数で共有して子孫を残して来たのです。そして湊は、祐司をその「雌」だというのです。

祐司は研究員として働く中で、新薬服用という臨床実験のバイトをしていました。危険のない薬だと思っていたそれは、彼の体に人間と血族両方の子を受胎可能な女性の機能を作り出していたのです。27年間男として生きてきた祐司は、子どもを産む女として「血族」の村へ連れて来られ、その後人間の男に強姦されて人間の子を、そして自ら望んで湊の子を生むことになります。

男である自分と、女であり母である自分の狭間で生きざるを得なくなった祐司。「血族」としての誇りを誰より強く持ちながら、敵である人間の祐司を愛し、一族の伝統には無い一夫一婦の暮らしを望む湊。そして、人間と血族の対立の中で、愛児を拉致されるという事件に遭遇したふたりは、娘を探すために組織に近づき、人間と血族の抗争に巻き込まれて行きます。

ボーイズラブ系の作品ですが、漫画というかたちでジェンダー(社会・文化的性別)や個の尊厳の問題を取上げ、人種差別や民族闘争にも言及する社会派系の作品でもあります。キャラコミックスの中でも異彩を放つ作品です。

杉本亜未さんの『枯野行』が、JUNE53号(1990年7月号)にお絵描き教室投稿作品として掲載されていたそうですが、一緒に掲載されていたのが『ニューヨーク・ニューヨーク』の羅川真里茂さんの『TALKING』です。おふたりがJUNEお絵描き教室同期生とは知りませんでした。

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