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隣の彼
2008-07-23 Wed 23:45
木下けい子 著  
大洋図書ミリオンコミックス 2008年1月15日発行
HertZ band14~19(06~07年)連載

何かとドタバタしていた時期で、うっかり買いそびれていた木下けい子さんの作品です。
先日、岩波ホールに実写映画「火垂るの墓」を観にいった時に、神保町の書泉ブックマートで買いました。あの映画の後にBL本物色するのもちょっとだけ気が引けましたが、昨年の「ヒロシマ・ナガサキ」の後にも行ったしなぁ・・・。神保町に行ってあの書店に寄らない手はありません。他に探してた古街キッカさんの「洋6K2南向き」が見つからず、仕方ないので(?)木原音瀬さん「薔薇色の人生」と山本小鉄子さん「ほんと野獣」にしました。が・・・あそこで新刊本買うのは何か悔しい(笑)

さて本題の「隣の彼」。
一浪の末東京の大学に入学した松田くんは、憧れの一人暮らしを始めた。
しかし、アパートの隣人は不精髭で取付き難そうな、幼い女の子と二人暮らしのちょっと謎めいた男、八乙女さん。最初は近所付合いに不安を覚えた松田くんだったが、しだいに八乙女さんと親しくなっていった。やがて、松田くんにとって八乙女さんは、ただの隣人以上の存在になっていくのだが・・・。
有り勝ちといえば有り勝ちな「隣人」という設定ですが、読者にとっても少々謎な存在の八乙女さんが物語を引っ張っています。あの外見でいったい職業は何なのか? 幼稚園児のはなちゃんと二人暮らしだが母親はどうしたのか? そのそも八乙女さんの子なのか? コワい人かと思ったら案外優しいし・・・、子ども嫌いと言う割りにもの凄く子煩悩に見えるのは何故? とか、松田くんがついつい八乙女さんの事ばかり考えてしまう気持ちが解ります。

あとがきにありましたが、「不精髭とか、アパートとか、子持ちとか、ジヤージとか、年の差とか」などの木下さん的萌えアイテム(?)を詰め込んだというだけの事はありました。

松田くんが、八乙女さんやはなちゃんとすっかり親しんで来て、さてこれからホームドラマな展開になるのかと思いきや、はなちゃんを引取りたいというお祖父さんや、いわく有り気な旧友が登場し、八乙女さんの過去があきらかになって行きます。はなちゃんは、過去を断ち切って松田くんと向き合うためにも手放しちゃうのかな、と思ったけど・・・。でも、はなちゃんには、あのアパートの暮らしの方が幸せそうだったので、戻って来て良かったです。

年上子持ちの「隣の彼」を好きになっちゃった松田くんは、その八乙女さんを本気で惚れさせる事が出来たのかなぁ。方向としては大丈夫そうなんですが、未だ過去に囚われていそうな八乙女さんの気持ちが、真直ぐに松田くんに向いているのか、まだちょっと気になるところです。蛇足かもしれないけど、続きはないのかな? 

それにしても、隣人モノってよくあますよね。最近の新刊でも、
奥田七緒さん「隣人をアイそう」(〔新装版〕ビーボーイ・コミック)
麻生海さん:画/久我有加さん:原作の「隣人はドアを叩く」(ディアプラスコミックス )
が、ちょうど地元書店でも平積みされてました。

作者も題名も思い出せないのもありますが、今までにも、小説・漫画、両方とも何作か読んでますよ、隣人モノ。

その中で印象に残っているのは、漫画では、富士山ひょうたさん「1Kアパートの恋」。
隣人同士が恋におちる話ではなく、隣同士に住む2組のカップルの話なので、厳密には今回の隣人モノとは違いますが、アパートが舞台の名作ですよね。
数日前やっと手にした、古街キッカさんの「洋6K2南向き」、こちらも隣人モノでした。

小説では、柏枝真郷さんの「社内恋愛コンプレックス」が、ふと思い出されて懐かしくなりました。社内恋愛に破れ、その痛手を癒すため一人暮らしを始めた男と、偶然隣室に越して来た同じ職場の新入社員のお話でした。そういえば「硝子の街にて」も隣人モノでしたね。

そんな訳で隣人モノは数あれど、この作品も印象に残る作品になると思いました。
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