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誰がためにミューズは微笑む
2008-07-14 Mon 01:29
秋月こお 著  イラスト 後藤星
角川ルビー文庫 2008年7月1日発行

富士見二丁目交響楽団シリーズ第6部新刊です。前の感想から1年2ヶ月、その間に「アンダルシアのそよ風」「螺旋のゆくえ」と2冊でまして、二人の関係が新たな局面を迎えている今作となりました。
前作「螺旋のゆくえ」で、ソリストとしてM響と共演した悠季と指揮者の圭は、曲の解釈をめぐって揉め、自分を見下したとも取れる圭の失言に悠季は心穏やかではいられなかった。演奏会は成功したものの、二人の間にはしこりが残ったままになった。そして迎えた今作、冷戦状態の悠季に内緒で、彼の教え子たちに力添えする約束をしてしまった圭。怒り爆発の悠季は、何と家出をして別居に踏み切るのだが、その行き先はかつて圭と暮らした五十嵐の部屋だった・・・。
昔々、圭の想いを受け留めかねて悩んだ悠季。圭を愛するようになり、その愛を失う事を恐れ自虐的になっていた悠季。愛する圭を守りその想い応えたいと、勇気をもって立ち向かった悠季。そして今、愛すれど譲れない自身の内面の問題や圭の過去への嫉妬に葛藤する悠季。

二人の関係がラブラブ安定マンネリに陥りそうだったところへ、少しハラハラな展開になって来ました。絶対壊れはしない、ステップアップするだろう二人の関係ですが、互いに愛し信頼し合ってはいても、最期は譲れない自分というものを持っている他者である二人が、どう折り合いを付けて行くのか楽しみです。

ちなみに圭の過去とは、「その青き男」所収の「ある革命」で語られた女性問題です。「ある革命」のもうひとつの過去は悠季に話したけど、更にヘビーなこっちの問題はどうするんだろう、と気になっていたんです。ここで、こんな風に出てくるとは思いませんでした。

今回はまた、ブリリアント・オケでの高嶺との共演もあって久々に海外の話もあります。もちろんソラ君も登場。圭の高校時代の知合い「変人倉」の老人方と悠季の対面場面をはじめ、桐院家の執事井沢さん、弓張りの玄道さん、ニコちゃん石田氏、熟年キャラも健在です。
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