「BL進化論」を読む
2017-12-02 Sat 12:17
すっかり何年も放置しておりますが、相変わらずぼちぼちとBL小説を読む日々を過ごしております。そんな中、昨年読んで印象に残った「BL進化論」の続編が出たので思わず書き込みしました。

溝口彰子著
BL進化論 ボーイズラブが社会を動かす (2015年6月刊)
BL進化論[対話篇] ボーイズラブが生まれる場所 (2017年10月刊)

著者の溝口彰子さんは、BLと女性のセクシャリティーズをテーマに博士号を取得し、大学で講師もされている方です。自身のBL体験を出発点に研究者の視点でBLの変遷を検証し、現実の社会を先取りしてホモフォビア(同性愛嫌悪)やミソジニー(女性嫌悪)克服していく物語が生まれている事を、BLの進化と言っています。

パソ通仲間からJUNEな作品を紹介され、好奇心から読んでみたらすっかりハマって早20年の自分。その間にこのジャンルがBLという呼称で定着し、一般社会での知名度もあがりました。愛を求め共依存から破滅へ向かうようなJUNE作品から、親子の様な愛を得て互いに社会的自立へ向かう様な対幻想&自己実現BLへの変遷と感じていました。この本を読んで、そこには異性愛規範に囚われないセクシャリティへの理解という進化もあったのかと、認識を新たにしました。

そして今年出た続編は、BLクリエイターの方々との対談を中心とした[対話篇]です。先日書店で見つけて即購入! まだ読み終わったおりませんが、楽しみな一冊です。前作に同様、中村明日美子さんの表紙絵が素敵です。

ちなみに、
著者の溝口さんは、昨年6月12日(11日深夜)NHK総合で放送された「指原(さし)ペディア」でBLが特集された時、ゲストというか指南役として出演されていました。紙書籍BLは、地元リアル書店で改装やら棚の移動があるた度に売り場面積が減っている印象ですが、それとは逆に、BLというジャンル自体はいつの間にか随分と認知されていたんだなぁと思いました。
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