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少年ジャンプの女性読者って…。
2009-03-30 Mon 02:07
ジャンプ編集部が登場する漫画「BAKUMAN」(原作:大場つぐみ/漫画:小畑健)2巻、前の書込みをした時には、未だ全部読んでいなかったんですが、実は最後の方のエピソードで女性読者について触れていました。ジャンプでは、アンケートの人気投票の順位が、作品の掲載に大きな影響を与えている、というのはよく知られている事です。「BAKUMAN」の中で、主人公たちの担当編集者が語るには、「今はアンケートを送ってくるのは、30%は女の子だから」女の子に支持されない作品は厳しいという事でした。

この物語はフィクションですが、ジャンプ編集部を舞台にしているからには、この数字は全くのデタラメという訳ではないのでしょう。ネットで検索していたら、「少年ジャンプの読者の4割は女性」などという書込みも見かけましたが、さすがにそんなに多くはないでしょう。何となくアンケートに回答する率は女性の方が多そうな気がするので、女性読者の割合自体はもうちょっと少ないのでは、と思います。それでもほんとに結構多いんですね…。

2005年というからもう4年も前ですが、「少年ジャンプの読者層の変化・女性読者の影響 」というのブログ書込みを見つけました。この記事内で紹介されいた他の方の書込み「人気投票結果への「反響」について思うこと」でも触れいましたが、女性読者の反応がジャンプに与える影響が随分前から話題になっていたんですね。

2005年頃なら、「デスノート」や「ヒカルの碁」のほったゆみさん原作(漫画:河野慶)「ユート」も連載されいたので、私もまだ毎週ジャンプを買っていました。上の書き込みで問題になっていた「銀魂」だって読んでましたが、女性読者と人気投票のことがそんな問題になっているとは、ちっとも知りませんでした(^^;) 何度も書くようですが、自分も読んでいたくせに「銀魂」が女性受けする作品だという認識がありませんでした。

でも、それは別にしても、女性読者がキャラ人気投票に走る気持ちは解ります。パソ通時代に「ドラゴンボール」ファンの書き込みで感じたのは、女性ファンには登場人物への思い入れの深さから作品を語る人が多いのに比べ、男性ファンは物語論とか表現の意味などから作品を語る人が多かった事です。女性ファン同士だと「〇〇というキャラが好き」という話で盛り上がってしまうんですが、男性ファンが作ってる会議室などでは、そういうキャラ萌的発言は嫌がられる場合もありましたね…。同じ作品のファンでも、女性ファン的な読み方と男性ファン的な読み方があるのかなぁ、と思ったものです。

歴女の話でも思いましたが、女性ファンの多くは、登場人物とかその関係性にハマるのあって、作品論的なものや時代背景的な事柄への関心は二の次(もちろん関連情報として関心はあるんですが)になってる場合が多いということですね。そのあたりがどうも、同じ作品、同じ人物や時代に思い入れがあっても、男性的関心を持つファンとは微妙に違いが生じるところです。この違いって何処から来るものなのでしょうか。これが「やおい」を読み解くひとつのカギだと思うんですが、何故の答えを明快に答えるのは難しいです…。
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漫画化されるジャンプ編集部
2009-03-22 Sun 17:36
昨年秋から「週刊少年ジャンプ」連載されている「BAKUMAN」(原作:大場つぐみ/漫画:小畑健)、1月にコミック1巻が発売になって、今月はもう2巻が出ました。原作と作画でコンビを組む二人の少年が、漫画家を目指す物語です。そして主人公二人が漫画原稿を持込んだ先は、集英社ジャンプ編集部! 

「この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件とは、いっさい関係がありません」としながらも、月例賞やら手塚賞の話では、審査員が稲垣先生、尾田先生、鳥山先生、岸本先生、SQの編集長…とか、赤丸ジャンプ掲載&注目度アップの狙い方、契約料や原稿料の話など、リアリティ有りげなエピソードを交えてます。現実は更に厳しいのでしょうが、面白くなくれければ雑誌に掲載されることのないシビアな実力社会に、二人が夢を持って挑戦して行く展開です。けれどこちらはあくまでフィクション。

それと対抗するかのように(違うか)、4月24日発売の「週刊コミックバンチ」21・22合併号(新潮社)より新連載の「少年リーダム~友情・努力・勝利の詩~」は、週刊少年ジャンプ3代目編集長だった西村繁男さんの著書「さらば、わが青春の『少年ジャンプ』」を原作に、次原隆二さんが作画を手掛ける作品です。次原さんは、黄金期ジャンプの人気タイトル「よろしくメカドック」(知りません)の作者だそうです。情報源はこちらです。

「さらば、わが青春の『少年ジャンプ』」は、西村さんが集英社を退社した直後の1994年5月に飛鳥新社より刊行されました。週刊になる前の「少年ジャンプ」創刊時より編集に携わり、本宮ひろしさんをはじめとし多くの人気少年漫画家を育て、「ドラゴンボール」連載時には編集長をつとめていた西村さんの、自伝的少年ジャンプ史です。その後「週刊少年ジャンプ」が「マガジン」に発行部数首位の座を譲り渡した後の話を加筆した幻冬舎文庫版が、1997年11月に出ています。

ジャンプが前人未踏の発行部数を更新し出版界の話題となる中、メディアミックスやラブコメ路線に疑問を感じつつ、少年漫画誌としてのジャンプにこだわり続ける編集者気質に熱いモノを感じます。また、編集者としてより良い少年漫画誌を作り読者を獲得しようと情熱を傾ける一方で、労働組合委員長としての活動や、トップ人事に関わる問題で揺れる心情なども語られる、企業戦士モノの側面も持っています。

この作品はノンフィクションですが、自伝ですので主観的部分も多く、実績を上げていく現実のジャンプの方向性とは別に、西村さんの理想とする少年漫画誌の在り方というのもあり、その葛藤なども感じられます。現ジャンプや出版界の状況を考えると、古き良き時代のノスタルジーを感じさせる部分もあると思います。それも含めて、読み終えた瞬間、思わずこの本を抱きしめてしまいたく成る程、ジャンプとそれを作り上げる人々が愛しくなってしまう作品でした。(最初に読んだ飛鳥新社版は図書館で借りましたが、実は本当に抱きしめました^^;)

「ドラゴンボール」にハマってる当時、その関連本として読んだわけですが、掲載誌であるジャンプへの思い入れもあったせいか、余計に感動しました。私的ベストノンフィクション上位に入っているので、漫画になったらどんな感じなのか、ちょっと気になります。

「ドラゴンボール」ファンとして、またその後もジャンプ作品を読んでいる者として、印象に残っているのは、「第七章 発行記録への挑戦」に出てくる鳥嶋和彦さん(現集英社取締役)についての記述です。当時編集者だった鳥嶋さんが鳥山明センセを見いだして育て、「Dr.スランプ」「ドラゴンボール」がメディアミックスによって空前のヒット作品となったことが、「少年ジャンプ」600万部の快挙達成の原動力になっていったと語っています。それは鳥山センセのパワーによるものとしながら、一方で、プロデュースした鳥嶋さんについては、その手腕は認めながらも、少年漫画誌としての「ジャンプ」の方向性を誤るのではと懸念していました。

西村さんは1986年に「週刊少年ジャンプ」編集長を後進に引継ぎ「スーパージャンプ」を立ち上げたそうですが、当時既に400万部を超えていた「週刊少年ジャンプ」発行部数は、88年に500万部を超え、94年末(95年新年合併号)には最高653万部に達したと言われています。鳥嶋さんは、その間も「週刊少年ジャンプ」の敏腕編集者として活躍しておられましたが、93年にゲーム雑誌「Vジャンプ」を立ち上げて編集長となり、「週刊少年ジャンプ」を離れました。その後95年から「週刊少年ジャンプ」が発行部数を落とし始めると、低迷打破の切り札として編集長に抜擢され「週刊少年ジャンプ」編集部に戻っています。

鳥嶋さん編集長就任後も発行部数は下げ止まらず、97年には400万部となり、週刊少年誌発行部数首位の座を「マガジン」に明け渡しました。98年2月時点で「マガジン」418万部、「ジャンプ」390万部だったそうです。その後両者とも部数を下げていますが、「ジャンプ」は300万部代に踏みとどまって、2002年には「マガジン」から首位の座を奪還しています。社団法人日本雑誌協会の算定によると2008年10~12月期の発行部数は293万部で、169万部と下げ続けている「マガジン」とは逆に、08年1月の277万部あたりを底に微増を続けているようです。

編集長だった鳥嶋さんは、その後もメディアミックス化を更に推し進め、ジャンプ作品を中心とした版権事業の責任者としてライツ事業部長に就任し、2004年には取締役になっています。アメリカへのジャンプ誌進出や、ハリウッドでの「DRAGON BALL」実写映画化も、その事業の一環として彼の目指したものでしょう。鳥山センセの初代担当編集者だった鳥嶋さん、「Dr.スランプ」のDr.マシリトのモデルとしても有名ですが、ピッコロ大魔王も彼がモデルだったと、たしか何処かで鳥山センセが書いていらしたような…。

そんな訳で鳥山ファンとしては、つい鳥嶋さんに注目してしまうわけですが、「さらば、わが青春の『少年ジャンプ』」に心を動かされた身としては、西村さんが現ジャンプの奮闘や鳥嶋さんの活躍をどう感じておられるのかも、気になるところです。「BAKUMAN」と「少年リーダム」、個人的には、何だか勝手に鳥山VS西村の図式で見てしまいそうです。

ところで、話は長くなりますが、「週刊少年ジャンプ」が最高部数を達成した頃、90年10月の国勢調査を基にした93年の推計人口で、ジャンプが読者として想定しているであろう10歳~19歳の男子は、およそ875万人でした。もしこの世代だけがジャンプの読者だとしたら、4人に3人は雑誌を買っていた事になり、読んだ人はもっと多いという事になります。ジャンプ653万部というのは、それだけ驚異的な数字でした…。

しかし、10代男子だけでこれだけの数字は取れませんよね。20代以上だってまだ読んでいたはず。現に私は「ドラゴンボール」連載終了を読者だったダンナの職場の方から教えてもらいました。そして、当時既に二次創作で多くのジャンプ系作品が作られていた事を考えると、かなりの女性読者(大人含)がいたことも想像に難くありません。西村さんが活躍されていた頃「友情・努力・勝利」をキーワードに人気作品を生み出していたジャンプですが、昨今はそれに加えて絶対女性受けを狙っていると思われる作品もありますよね。

私が「週刊ジャンプ」を買い始めたのは、「ヒカルの碁」の続きが気になったからです。「ドラゴンボール」はコミック読みでした。アニメ「ヒカルの碁」を見てハマった後ですから、奇しくも「マガジン」から首位を奪還した2002年頃です。連載作品には、「ヒカルの碁」と同日に同じTV東京でアニメ放送が始まった「テニスの王子様」もありましたが、この作品はあきらかに女性読者を意識してるなぁ、と思いました。

しばらくして「銀魂」や「D.Gray-man」の連載も始り、私も読んでました。2作品ともその後アニメ化されましたが、これらの作品も女性に随分人気があった様ですね。「銀魂」は、あの馬鹿バカしさと一途さ、下品さと人情味、そのそこはかとなく微妙なバランスが好きなんですが、アンソロ本がたくさん出ているのを見るまで、そんなに二次創作意欲刺激する作品だとは気がつきませんでした(笑) 

ジャンプフェスタの参加者にも女性が多くなっているそうですし、西村さんの頃にはまだ顕在化していなかった女性読者を、今では無視できない状況になっているのは確かでしょう。

参考:
月刊「創」1998年4月号(創出版)
「日本国勢図会」1995/96年版(国勢社)
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東景白波夜話―暁闇に咲う
2009-03-15 Sun 11:45
(とうけいしらなみやわ―ぎょうあんにわらう)
鳩かなこ 著  イラスト 今市子
講談社X文庫ホワイトハート 2009年3月発売

「帝都万華鏡」シリーズに続き、著者の大正ロマンな新シリーズが始まりました。
愛人の子として生まれた与一郎は、実母の死後父の本宅に引き取られ、その父にも死に別れたてからは、正妻である継母により蔵に幽閉されて育った。体が弱り寝たきりの生活を送る彼を連れ出したのは、狐の面を着けた同世代の少年だった。

少年は帝都で掏摸(スリ)を束ねる親分の手下、藤吉。歩くことも満足にできなかった与一郎は、親分の家で藤吉に介抱されて回復し、やがて親分の養子となった。与一郎と藤吉は、友情を超えた想いで惹かれあっていたが、スリ家業の束ねとなる家の者として、袂を別つことになっていく…。
今回も、今市子さんのイラストが作品の時代背景にぴったりな雰囲気を出していて素敵です。タイトルの「白波」は、歌舞伎の「白波五人男」にもあるように、盗人の事です。スリですからね。その語源は、三国志時代の中国で、黄巾賊の残党が白波谷という所に籠って掠奪をした、という事によるそうです。ついこの間三国志関連の本で知りました。「咲う」は「わらう」って読むんですね、読めませんでした。掏摸も…。

鳩さんの作品は、「帝都万華鏡」もそうでしたが、情景描写に引込まれます。そこには、江戸情緒を残した帝都東京の、大正ロマンの世界が広がってます。前シリーズには主人公の実家として吉原遊郭が出てきましたが、今回は湯島の陰間茶屋が登場します。こちらは親分が自分の女にやらせている店なので、主人公ふたりにとっても関わりの深い所。そこで働いていたおりん(美少女に見えるがもちろん少年)は、与一郎に懐いていて行動を共にします。

主人公は、スリという犯罪者の集団に所属しているのですが、この生業を続けるために、警察に情報提供をしたり、顧問弁護士を雇っていたりと、それは結構大がかりな組織です。そこに、彼らとの癒着を断ち切って組織解体を目指す警察官が現れ、与一郎と藤吉の関係も影を落とす事になっていきます。藤吉を立てようとする与一郎と、与一郎を手放したくないばかりに追詰めていく藤吉。互いの想いがすれ違って行く切なさ、藤吉の執着はちょっとJUNE的です。

親分の養子となった与一郎は、藤吉には及ばないもののスリの技術も身につけ、一方で16歳から京都の三高に通っていました。随分と弱った状態で藤吉に助けられたて、回復した後どういう心境でどんな訓練を経てスリ技術を習得したのか、また誰の教育で現京大の前進である三高に入学するほどの学力を身に着けたのか。そのあたりの経緯をもう少し詳しく描いてくれたら、もっともっとこの二人の関係に感情移入出来たかな、と思ったりもします。

スリ集団の内側から語られる物語なので、犯罪者である彼らについ肩入れしてしまうのですが、この二人が幸せに生きていける道は、夜なのか暁なのか…。「帝都万華鏡」ほどスパッとハマれなかったんですが、それだけに今後の展開に期待、と楽しみにしています。

いや~、久しぶりの小説感想でしたが、近頃ぼちぼちBL小説も読んでます。一穂ミチさんの「オールトの雲」もなかなか良かったです。あと、剛しいらさん「命いただきます!」、杉原理生さん「シンプル・ライン」読みかけです。
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大河でいきなり「イケメン」って!?
2009-03-08 Sun 22:53
今夜の「天地人」を最初からご覧になった方、驚かれませんでした?
私は驚きましたよ! 8時になったとたんTV画面に、
「イケメン」という文字だけが映し出された時には、
「あれ、チャンネルはNHKだよねぇ?」と疑念をいだいたくらいです。

次に映し出されたのは、戦国武将グッズを物色する若い女性たちでした。
そして紹介されるのは、関東一の美青年だったという玉山鉄二さん演じる長尾景虎。続いて謙信跡目争いのライバル景勝の北村一輝さん、その家臣で主役の兼続を演じる妻夫木聡さん。「天地人」に間違いはございません。近年の大河は、人気若手俳優を起用して女性視聴者増加を目論んでいる、とは思っておりましたが、自らあからさまに「イケメン」という切り口をお出しになるとは思いもよらず。
NHK様、恐れ入りましてございまする…。

ところで、近頃増えているという歴史好きの女性たちが、「歴女」などと呼ばれていると、lucindaさんの「30半ばにしてやおいにハマる」で初めて知りました。私も小学生の頃から歴史好きでしたが、周りの友だちにもその傾向の子がいたので、今更歴史好きの女性が注目されるとは思ってもみませんでした。

「毎日jp」によると「歴史好き」な女性の割合は男性と同率になってるらしいですが、男性が歴史好きなったきっかけで一番多かったのが小説だったのに対し、女性は大河ドラマなどの時代劇だそうです。

私もみなさんと同じです、何十年も前の話ですが…。
小学生の頃、民放で「大奥」「女人平家」「戦国艶物語」など女性が主役の話を熱心に見て、NHKで放送してた八代将軍吉宗が主役の「男は度胸」で徳川幕府に興味をもち、大河「新・平家物語」で源義経が好きになりました。キャラクターにハマったのはこれが最初じゃないかと思います。

それがきっかけで、それまであまり読まなかった本も読むようになりました。その読書歴というのは、ジュニア向け歴史本・人物伝 → 歴史小説・歴史関連本 → 少女漫画・芥川・ノンフィクション → 一般小説 → 少年漫画 → BL系作品という様な流れで今日に至るわけです。歴史関係では、永井路子さんの「歴史をさわがせた女たち」、山崎洋子さんの「 歴史を騒がせた〈悪女〉たち」、その他歴史小説でも「新・平家」の吉川英治さん以外は、女性作家の作品が多かったように思います。なので大人になるまで「歴史好きには男性が多い」という認識があまりなかったです。

それに、ジュニア向け歴史本を買い与えたのは父でしたが、その父が一般教養として以上に特に歴史好きだとは思わなかったですし、ダンナなんて歴史嫌いですしね(笑) 私の周りに歴史好き男子は居なかったですから。

そういえば旅行好きは女性の方が多いような気がするんですが、旅好きの女性って歴史も好きなのだと思います。名所旧跡を巡るのはその歴史を知っているからですものね。女性が戦国武将などに興味を持つのは、現実の男性が頼りなくなりつつあるから、という説もあるみたいですが、女性が歴史上の人物に興味を持つのは、その力強さ・政治的決断力などへの憧憬なんでしょうか? それはどちらかというと、これまでの男性ファンの心情なのではないか、と思っていました。プレジデントなどの雑誌で歴史上の人物が取り上げられるのも、そういう狙いですよね。

近頃孔明さんにハマっている私ですが、一般的に彼が評価される軍師としての知略や忠誠心、そういう所には今まで心を動かされませんでした。それじゃあ何かと言ったら、「私説三国志」に描かれた孔明さんの、利己的な業の深さや弱さも併せ持つ人間らしさの部分です。「新・平家」の義経も、マザコン気味で、ヤンチャ坊主みたいな可愛いさが気に入ったのだと思います。決して、彼らの超人的行動や功績に傾倒した訳ではありません。

たぶん、男性と女性では(と大別してしまうのは多少乱暴ですが)、同じ歴史上の人物に興味を持っていても、その人物のどの部分が好きなのか、あるいはその人物や行動をどう解釈しているのか、全く違う方向性で捉えているのかもしれません。近頃は「草食系男子」というのも、何だか話題になっていますが、これまで主に男性歴史ファンが「肉食系」な部分に注目していた人物に、「草食系」な部分を見出しているのが女性ファンなのではないか、などと勝手に感じています。

そんな中、日経新聞には「歴女市場は700億円」という記事もあったらしいですが、内需拡大が問題となる昨今、その流れで「歴女」が話題に上っているんですね。

「草食系男子」については、母屋のblogにも(愚痴を)書いています。
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向日性のとびら
2009-03-02 Mon 02:26
SHOOWA 著 
芳文社花音コミックス 2009年3月発行
花音DX2・3・5・6・8・10(2008年3月~11月)掲載
一人暮らしのシス・ベゲットのもとに、10年も連絡を取っていなかった兄の死の知らせとともに、その養子だというカイがやって来た。やむなくカイと同居を始めたシスだったが、17歳にもなるというのに毎夜自分のベッドに潜り込んでくるカイの行動に戸惑うことに…。
そして、何となく二人の蜜月っぽい日が訪れたかと思われたのも束の間、カイがある人物に狙われ、二人の関係は思わぬ方向へ動き出す…。カイとは、兄の死の原因とは、そしてシスという名の自分自身とは、いったい何なのか?
SHOOWAさん、今まで読んだことありませんでしたが、tatsukiさんの「la aqua vita」で紹介されていて、是非読んでみたいと思いました。ちょっとSFなサスペンスラブストーリーです。花音コミックスにこういう作品もあったのだと、認識を新たにしました。BLである以前に、物語としてとても面白かったです。どうなっちゃうんだろうと最後までハラハラさせられ、読み終えて、胸にジーンと切ないあたたかさが残る作品です。

両親を火事で亡くし、たった一人の兄とも疎遠、恋人(女)はいるけれど、ずっと一人暮らしだっかなというたシス。しかも火事のショックでそれ以前の記憶も失くしていて、それが原因で恋人とギクシャクしたこともある、という話も出てきます。そして、研究に没頭するあまり疎遠になっていたらしい兄が熱意を傾けていたのは、人の記憶に関することだったということも…。

この、シスの失われた記憶と、兄の研究というのが、物語のキーとなって大きく展開していきます。その扱いがとっても上手くて、グッと引き込まれます。それだけに、この記憶を巡る、シスとカイと亡き兄の間の謎が、説明的な台詞で語られちゃうのがちょっと残念でした。BL忘れていいから(ダメ?)、そこらあたりをじっくり描いて欲しかったようにも思います。もっと読みたかったです!
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