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DESPERADOシリーズ
2009-02-21 Sat 01:53
柏枝真郷 著 イラスト 如月七生(単行本2部・文庫)

〔第1部〕
「時が過ぎゆきても」収録作/AS TIME GOES BY/WILL YOU LOVE ME TOMORROW
  光風社出版1991年、クリスタル文庫1998年6月発行
 
「サマータイム」収録作/SUMMERTIME/DANNY BOY
  光風社出版1992年、クリスタル文庫1998年10月発行
           
「鎖の封印」収録作/BALL AND CHAIN/HOME AGAIN
  光風社出版1993年、クリスタル文庫 1999年月発行5
           
「メルセデスベンツ」収録作/MERCEDES BENZ
  光風社出版1993年、クリスタル文庫 1999月11月発行

〔第2部〕
「オール・イズ・ロンリネス」収録作/ALL IS LONELINESS
  光風社出版1997年発行 

「心の欠片(かけら)」収録作/PIECE OF MY HEART
  光風社出版1999年発行
           
「オールド・フレイム」収録作/THIS OLD FLAME
  光風社出版2003年発行
マンハッタンを思わせる架空の街、イーストリバー市ユアランド。その裏街ミラクルロードで暮らす私立探偵のクラークと、大学生で助手のアンソニー。二人が手掛けることになる事件とその関係者たち、ミラクルロードの人々、その愛憎や喜び悲しみを通して、その中で生きる二人の、愛の深まりとそれ故の葛藤、そして癒しと再生(かな)を描く物語です。
10年前、ちょうどフジミ以外のJUNE作品を探して読むようになった頃、文庫版「サマータイム」が出たのを書店で見つけて読みました。警察官時代に身重の妻を交通事故で亡くしたクラークと、何やら暗い過去がありそうなアンソニー、ズボラな30男と健気な美青年というカップルがすっかり気に入って、以来柏枝作品のファンです。シリーズ他作品は書店では発見出来ず、ハードカバー本を図書館で借りて読みました。

「時は過ぎゆきても」収録作より前に「IF YOU LISTEN」「500MILES」「TWEHTY YEARS AGO」の三作があるらしいのですが、JUNE全集に収録された「500MILES」の他は、JUNE誌に掲載されたのに単行本化されておりません。この三作の中にアンソニーとクラークの出会いも語られていると思うのですが、読めないのがとっても残念です。「AS TIME GOES BY」では、前年にある事件で出会いその後一緒に暮らすようになった、という経緯がクラークによって回想されているだけです。

(※「時が過ぎゆきても」収録作「AS TIME GOES BY」より前のお話は、第1話「DESPERADO」を含め四作でした。また「500MILES」は1995年9月発行の「June全集5」に収められていました。2011年1月25日注記)

藤田恵美さんのアルバム「camomile Best Audio」で「DESPERADO」を聴くにつけ、このシリーズを懐かしく思っていました。11月の読書家さんの復刊「柏枝真郷さん」特集を拝見して、また読みたくなり、図書館で「時が過ぎゆきても」を借りてきました。でも大好きなこのシリーズが絶版のままなんて、とっても残念です。という訳で、私も復刊希望に投票してきました。投票先は、復刊ドットコム『柏枝真郷』 復刊特集です。

11月の読書家さんでは「時が過ぎゆきても」の感想も書かれいます。
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密やかな教育 <やおい・ボーイズラブ>前史
2009-02-16 Mon 00:31
石田美紀 著
洛北出版2008年11月発行

2月2日の読売新聞「本よみうり堂」で、三浦しをんさんの書評を読み、この本を知りました。2600円と結構高価だったんですが、地元書店に置いて無かったので、下の書誌情報だけ見てネット買いしました。高かったけど、手元に置いて読みたい一冊でした。
三浦さんの書評はYOMIURI ONLINEに掲載されています。
--- もくじ ---
第一章 革命が頓挫したあとの「少女マンガ革命」
第二章 ヨーロッパ、男性身体、戦後
第三章 “文学”の場所で―栗本薫/中島梓の自己形成
第四章 「耽美」という新しい“教養”の効能―雑誌『JUNE』という場
1竹宮惠子インタヴュー…耽美は溺れるものではなく、するもの
2増山法恵インタヴュー…少女マンガにおける「少年愛」の仕掛け人
3佐川俊彦インタヴュー…文学と娯楽の間を行ったり、来たり

--- 内容紹介 ---
「やおい・ボーイズラブ」というジャンルも、その愛好者を指す「腐女子」という分類もなかった70年代……少女マンガと小説の場に出現した「女性がつくり楽しむ男性同士の性愛物語」は、旧い教養(三島由紀夫、ヘッセ、稲垣足穂、ヴィスコンティ…)をどん欲に取り入れ、エンターテインメント教養ともいうべき独自の体系へと成長していった。
本書は、この性愛表現が誕生し、80年代に充足してゆくまでの軌跡に光をあてる。「女こども」とみなされていた女性の創作者たちは、なにを糧とし、いかなる葛藤に直面し、どのように次世代へとリレーしていったのだろうか。
詳しくは洛北出版サイトをご覧ください。

石田美紀さん、この本を知るまで存じ上げませんでしたが、新潟大学准教授で映像文化論が専門だそうです。1972年生まれの石田さんにとって、「風と木の詩」をはじめとする少女マンガが、初めて接するヨーロッパであり、大人の、色気ある世界を教えてくれた、最初の作品でもありました。その時の衝撃に少なからぬ影響を受けたことが、本書執筆のきっかけになっているようです。

70年代初め、60年代に若者中心に盛上りを見せた変革への機運は、三島由紀夫の自殺やあさま山荘事件への帰結によって、終止符が打たれる形となりました。その直後、少女マンガと文学の中から「女性がつくり楽しむ男性同士の性愛物語」が生まれました。それまでの女性文化とは一線を画すこの動きには、「私にも何かできるだろうか」という問いと、「私にも何か出来るはず」という信念があったことを忘れてはいけない、と著者は書いています。

その背景として説明される古い教養、ヘルマン・ヘッセ、稲垣足穂、三島由紀夫、雑誌「血と薔薇」、ルキノ・ヴィスコンチィ…。ヨーロッパへの憧れ、男性身体が表現するものの変容、戦後という時代…。竹宮恵子の「少年愛」マンガに始まり、やがて「JUNE」という場に広がりを見せる、このジャンルの「前史」を分析しています。

第四章に、小説道場出身のJUNE作家で映画評論家でもあった、故石原郁子さんについての記述があります。
結婚後、夫の転勤のために常勤の教師職を離れた石原は、出産と育児を経験しながら、映画批評と「耽美」小説を執筆し続けた。それは、ほかの誰のためでもない、自分のためだけに行った密やかな教育であった。
そして今、私たちは、彼女の残した批評や小説のなかに、ひとりの女性が「何かできるはずだ」と筆をとった意思を読み、彼女の思考が目指すものを辿り、到達したところを知ることができる。この営みを文化と呼ばずして、何を文化と呼べばいいのだろうか。
とその最後を結んでいます。映像文化論を専門する石田さんにとって、特に石原さんの残したものには、深い思いがあったのだろうと察せられます。

本書は、かつて当事者である榊原史保美さんが書いた「やおい幻論」や、中島梓さんの「タナトスの子供たち」「小説道場・やおいゲリラ宣言」とはまた違って、より広い視野で冷静に見据えた著書です。「女性がつくり楽しむ男性同士の性愛物語」であるこのジャンルが、「JUNE」から「ボーイズラブ」へと変容した時代に、榊原さんや中島さんの、心の内を吐露するような著書が生まれました。今また何か、このジャンルの潮流が変わろうとしている様に思える時に、真摯にこのジャンルを捉え顧みようという著書が出てきたことは、意味のあることだと感じました。

P.S.
三浦さんの書評でこの本を知った、と書きましたが、昨年たいまつさんの「一日一やおい」で紹介されてたのを見てました。その時すぐに読めばよかったんですが、三浦さんの書評がなかったら、うっかり忘れてるところでした。読めて良かったです。(2/20追記)
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ジャンプ作品雑感
2009-02-11 Wed 14:28
何年も前からハリウッドでの実写映画化が話題になっていた「DRAGONBALL」、
その後どうなっちゃったんだろうと思っていましたが、ようやく完成したようです。
タイトルは「DRAGONBALL EVOLUTION」、日本公開は3月13日です。
公式サイトはこちら

漫画・アニメのファンとしては「何のSFカンフーアクションでしょう!?」と驚いちゃう様な作品ですが、原作者の鳥山せんせも「えっ?」と思いながら「別次元の『新ドラゴンボール』として鑑賞するのが正解かもしれません」と公式サイトで表明されておられるので、「心を落ち着けて拝見しましょう」(拝見はしたい)と思いました。

今月はまた「ヒカルの碁」完全版の発売も始まりました。1巻はヒカルと佐為、2巻はアキラくんが表紙です。パステル調の小畑健さんの絵に心惹かれて買いたくなっちゃいましたが、月半ばにして既に書籍購入費が大変な事になっているので、思い留まりました。

と言いながら、小畑さんといえば、大場つぐみさんとのデスノートコンビで新刊が出てたので、それは買っちゃいました…。作画と原作でコンビを組む二人の少年が、険しい"マンガ道"を歩む「BAKUMAN」です。昨年から息子がジャンプを買ってこなくなったので(コミック派)、連載をちっとも知りませんでした。マンガ家を描く漫画、それもジャンプでって、これまたデスノートとは違った意味でチャレンジャーですね。

ところで「DRAGONBALL」の映画ですが、VSピッコロ大魔王の話のようです。なのでベジータは登場しませんが、原作登場人物の中では彼が一番好きです。最初は普通に少年だった悟空が大好きだったんですが、何故でしょう。悟空が大人になってから登場してきたベジータは、最初は敵だったし自尊心の塊みたいなハッタリ野郎で、あまり好きになれませんでした。

でも二人ともに妻子持ちになった時、何か少し丸くなったというか、より普通にオジサンとしての感覚をもっていたのはベジータでした。それでも、悟空に対するライバル意識に折り合いを付けきれずに葛藤し、本人を前にするとイライラを爆発させてしまう…。主人公なるが故か、大人になっても永遠の少年である悟空が持ち得なかったモノ、それを表裏一体の半身の様に映し出しているところに惹かれたのだと思います。ライバルとして悟空を追い求める姿も、何だか切なくなる程でしたしね。

そういう意味では、ヒカ碁のアキラくんが好きになったのも、ライバルとしてヒカル(佐為)を追い求める、なり振り構わぬ姿勢と情熱に惹かれたのでした。ヒカルもアキラと自分の力で対する事を求めていたけれど、アキラくんの熱意には及ばなかった様な気がしました。

ベジータもアキラも自分自身の為にライバルを必要としている訳ですが、絶対他者を求める様な、ある意味自己愛の様な、この複雑で深い感情を、原作で「友情」以上にそれとは詳しく描かないのが少年漫画です。その描かれない思い(想い)を、二次創作で表現しようとする時「やおい」が生まれるのでしょうね。

そういえば近頃ジャンプ読んでないので原作はノーチェックですが、アニメ「銀魂」はまだビデオに録ってます。最近息子が見なくなっちゃって、ビデオが大分溜まっておりますが、一人でも見ようかと思う今日この頃。そういえば自分、この作品では誰が好きなんだろうなぁ、やっぱり銀さんか…。まだそこまではハマっていないらしい。
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